「腰痛」と言われると腰椎の椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症が原因といわれた方が多いのではないでしょうか?
急に腰が痛くなって動くのが辛くなったり、立ち上がるのが困難になり、ぎっくり腰になった経験のある方は多いと思います。
実際には、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症が原因となっている方はそれほど多くありません。原因不明で何度も繰り返す腰痛は骨盤が原因となっている場合がほとんどです。また、原因はひとつとは限らず、多くの場合複数の要因が絡んでいます。腰に負担がかかる姿勢も含めた生活習慣もそのうちのひとつです。
自分が専門とするGonstead Chiropracticは、骨盤と背骨のバランスを重要視しています。骨盤の仙腸関節が原因か、仙骨の問題か、もしくは腰椎が主な原因かを切り分けるためによく使う質問があります。
<骨盤の場合>
- 朝起きた時痛いですか?
- 長い時間座った後、立ち上がる時に痛くなりますか?
- 20分程度歩くと痛みや違和感がありますか?
- 腰を反らせると痛みますか?
- 前屈すると痛みますか?
- お尻や太ももの裏に痛みがありますか?
- 横になると痛いですか?
<腰椎の場合>
- 長時間座っていると痛くなりますか?
- 長時間立っていると痛くなりますか?
- 腰を左右に倒すと痛みますか?
- 前屈すると痛みますか?
- 膝から下に痛みがありますか?
- 横になると楽になりますか?
などです。
例に挙げた質問はあくまでも参考で例外もあります。必ずしもすべての場合に当てはまるものではありません。実際には、さらに詳細な検査により、根本的な原因へと絞り込んでいきます。